配偶者の不倫が発覚した時
これまで当たり前に在ると思っていた 夫婦の絆は断ち切られたように感じ、
絶対零度の孤独を感じます。
「私だけが愛していたの?」
「私だけが大切に思ってたの?」
「私だけが一途だったの?」
「私だけが。。。」
寝ても覚めても終わりのない自問自答を繰り返して心身ともに披露困憊します。
結婚する前は、これからの生活に対する不安もあったけれど、
「でも2人なら何があってもきっと大丈夫、乗り越えられる」
そう思ったから結婚したのに。。
夫は勝手に家庭から逃げ出して、私を一人で置いていくだけでなく地獄へ突き落とした。
心に大きな穴が空いてそこへ冷たい風がヒューヒューと吹き込み、さらに心を冷たく凍らせる。
もう二度と心から笑える日は来ない。
誰のことも愛せない。
誰のことも信じられない。
もう二度と。。
そして自己否定に入っていき自分を責めて苦しみます。
・・・ そんな風に 「もう一生笑うことなんてない」 と断言してらっしゃるサレ側さんが多いのが気になっています。
私も同じ思いを経験してきましたし同じように思いました。
でも今は、心から笑ってます。
元シタ夫と2人でバカ笑いだってします。
犬も食わない夫婦喧嘩もしてます。
時には 「ふん!あの女には◯◯したくせに!」
なーんて嫌味を言うことも
あなたの心の回復力を信じてください。
心の傷の回復は個人差がありますが、回復の早い人の特徴は 「自分の回復力を信じている人」です。
また、不倫が発覚して数年くらいは、シタ夫を愛することも信じることもできないばかりか、 「死ねばいい」くらいに思ってしまうのは当たり前です。
大事なのは、「そう思ってしまうことに罪悪感を抱かない」ことです。
「私は夫の死を願うほど傷ついたんだわ」
そんな風にただ心に浮かぶ負の感情をひとつひとつ、認めていってください。
そしてそんな時は、(シタ夫以外の)あなた事を大切に思っている人たちの事を思い出してください。
子どもは無条件で親を愛しています。
ご両親も誰よりもあなたの幸せを願っています。
(※親子関係に葛藤のある方は不倫問題解決した後にセラピーで解消しましょうね。)
あなたの友達、同僚、上司、恩師。。
それから、あなたと同じように配偶者の不倫で苦しんだ人たち。
彼らの愛を感じて心の奥で繋がってみてください。
あなたがどんな道を選ぼうとも、最終的にあなたが元気になり笑顔になることが、 真にあなたを愛している人たちが望んでいる事です。
シタ夫は、あなたが望んでいたような愛をくれなかったのかもしれない。
かといって「愛していない」とは限りません。
「離婚はしたくない」と言うワリに、 妻の要望がわからない、叶えようともしないシタ夫たちは多いです。
なぜそんな矛盾した態度になるんでしょうか?
ご夫婦の状況や場合に応じてセラピーの際にお伝えすることもありますが、 そもそも「男性の愛」というのは女性にはわかりにくいんです。
なので完全に夫の不倫が終わっていて、 夫婦をやり直ししていきたいという場合では、男の愛情を感じる感度をあげていくことが必要になってきます。
受け取り上手になってみる という感じです。
「夫婦」は一緒にいる年数が親よりも子どもよりも長い、生涯のパートナーです。
多くのご夫婦の場合、不倫問題で悩む期間は数年ですが、夫婦関係は数十年続きます。
妻から元シタ夫への「要望」が 妻自身が忘れた頃に叶えられる
そんな事例をたくさん見てきました。
(というか、こちらの方が主流かもしれません)
不倫が発覚して修羅場になり、 早々に「離婚か否か?!」と是非を決めつけるのはちょっと待って。
夫婦は長い長ーい関係性なんです。