こんにちは、みー姉です。
年配の方からの相談も増えています。
50〜60代の不倫の傾向としては、
20〜30代の不倫よりものめり込むことは少ない。
妻のことは家族としてかけがえのない存在と思っているし、
「家庭は家庭、恋愛は恋愛」
としっかり分けて考えている。
(と、ご本人は勝手に思っている。分けて考えればいいというものではありませんね。)
もちろん離婚など考えていない。
今回はそんな「還暦の元シタ夫Fさん」からのご相談。
「よかったら反面教師の事例として使ってください」
とFさんよりお申し出いただきましたので、
とFさんよりお申し出いただきましたので、
概要を書かせていただきますね。
◆”若い頃の浮気”について口を滑らせてしまった結果。。
「つい話の流れで、妻に20年前の浮気の話をしてしまった。」
「昔のことだし許してくれると思ったけど甘かった」
「墓場まで持って行けばよかった」
「昔のことだし許してくれると思ったけど甘かった」
「墓場まで持って行けばよかった」
夫婦ともに老年期に差し掛かり、
お互いに「男と女」という意識は消え去っていて、
妻もそうだろうとFさんは思っていた。
だから、20年も前の浮気の話など、笑い飛ばされて終わりと思っていた。
なんなら”モテる夫を持って誇らしい”くらいに思ってくれるのではないかと。
しかし現実は。。
奥様は半狂乱になって泣き叫んだそうです。
「私の人生を返せ」
「私が今までどんな思いで家庭を守ってきたのか」
「家族の思い出も何もかも、真っ黒になった」
ご主人が家にいる間ずっと泣いている
毎晩毎晩責められる
家事もほとんどやらなくなり
どこに行くにも妻がついてくる
娘(30代)にもバレて責められて、
家のどこにも居場所がない
どうしたら許してくれるのか
どうすれば元の妻に戻ってくれるのか
よかれと思って言ったことも、
「何もわかってない」
「このひとでなし」
と逆に怒られてしまい、お手上げ状態。
そんなとき
趣味の釣り情報を集めるためやっていたツイッターで、
たまたまみー姉のツイを見かけ。。
「浮気された妻の気持ちが少しわかった気がした。
取り返しがつかないほど妻の心を傷つけてしまったのかもと思った。」
そしてご依頼いただき、セラピー開始となりました。
◆新たな事実と、シタサレの認識の断絶
が、しかし。
セラピーの回を重ねるごとに”新たな真実”が出てくるのはよくあることなんですが、
20年前といいつつ、
Fさんは今も、折に触れて浮気相手に連絡をとっていらっしゃるとの事。
Fさんは今も、折に触れて浮気相手に連絡をとっていらっしゃるとの事。
「体の関係は既にないから、たまに電話やメールするくらいは、いいだろうと思って」
えーっとですね。。
どこから手をつけたらいいのかと、正直悩みました💧
シタさんのセラピーをお受けしていていつも思うことですが、
シタ側とサレ側の断絶(認識の違い)は、
マリアナ海溝よりも深い!
ここを橋渡しするのがセラピストの役割でもあります。
「この事態になってもこっそり連絡を取っていることを奥様が知ったら、やり直せる可能性は限りなくゼロに近づきます。」
「さらに。。『バレなければOK』という思考は、ここで捨ててしまいましょう」
Fさんにそうお話して、
まずはすぐに相手との連絡を断ち切ることをお勧めしました。
◆セラピスト発、「シタ夫への手紙」
少しでもシタサレの溝を埋めるために、
「やり直したい」というシタさん達に、読んでいただく手紙(メール)があります。
内容は、
”不倫された側”の地獄のような苦悩を、
できるだけリアルに感じてもらうことを目的に書いた、元サレセラピストとしての「シタ側への手紙」です。
単にシタ側を叱りとばすような内容ではなく、
文章に心理的手法をそこはかとなく交えてますので、読後もジワジワ効いてくるはずです。
それをFさんにも送ったところ。。。
「元浮気相手へ電話やメールするくらいはいいよね。。なんて思ってた自分が間違っていた」
「妻が長年家庭を守ってくれた事を『当たり前』と思ってはいけなかった」
「妻がどれほどの地獄の苦しみを味わっているのか、実感として感じられた」
「一生かけて償うのは当たり前で、それをどう行動に落とし込むかが重要と思った」
等々、認識を改めてくださいました。
ここでようやくFさんは、セラピーのスタート地点に立てました。
不倫発覚から半年経過した今も、
Fさんの奥様の苦悩は続いていますし
きっと家の中の雰囲気もまだまだ重苦しいものと思います。
が、Fさんも覚悟を決めて、夫婦再構築に取り組んでおられ、
最近は時々ですが、奥様の笑顔も見られるようになられたのこと。
最近は時々ですが、奥様の笑顔も見られるようになられたのこと。
引き続き、サポートしていきます。
※事例提供してくださったFさん、ご厚意に感謝します^^