「私、夫の不倫が気にならなくなったんです」
時々、そんなご相談があります。
ご主人の不倫が終わって年月が経っているのならばわかりますが、「いえ、不倫は続行中です」とおっしゃる。
よくよく話を聞いてみると、
深層の部分ではめちゃめちゃ気にしてるのに、ご本人は「気にならなくなった!」と思い込んでいるよう。。
でも本当に「気にならなくなった」のなら、
気にならなくなったことにすら気が付かないですよね。
(ややこしい。。)
ご相談にいらっしゃるということは、違和感を感じているからだと思います。
この段階で気が付いてくださって良かったです。
違和感大事です。
なぜ絶賛不倫中のご主人のことが気にならなくなったのか?
(そう思い込むに至ったか?)
「夫にことはもう好きじゃないから、他の女と何してようがどうでもいい」
「夫にはATMとしての価値のみ見出している」
それならばまだ理解の範疇です。
いやそんなんではなく、ちゃんと夫を愛している。
「愛しているからこそ、夫の(不倫したい)自由を尊重したい。」
「やっとそんな境地にたどり着けたんです!」
という方。。心配になります。
その境地は、もはや夫婦愛ではなく人類愛。
聖者はたまた神仏レベル。
本当にそこまでシタ夫への愛を昇華できるなら、すごいことだと思います。が。。
何が何でも現状(婚姻関係)を維持したいがために、
「人ではない何か」になろうとしていませんか?
そんな方の多くは、以下のようなルートを辿っています。
夫が不倫をやめない。
↓
でも現状維持したい(離婚したくない)
↓
夫を責めると余計離れてしまうので
心に蓋をし笑顔で接する
↓
シタ夫にとっての「都合の良い妻」が誕生
↓
そうしたら大手を振って夫が朝帰りを繰り返す。
↓
苦しい感情を消したくて「人ではない何か」になろうと奮戦
(↑このタイミングでスピ系に走ったり心理のお勉強を始める場合が多い)
↓
夫婦愛を人類愛へ変換
↓
神仏レベルへ
”人類愛”レベルまで到達すると、
不倫している夫よりも”数段上の次元”に上がった気持ちになれるので、
「都合の良い妻」に成り下がってるとは露とも思わなくなる。
ここまでくる方は少数ですが、
それでも時々、どよーんと落ち込む(本音が漏れ出る)時もある。
(ここで違和感に気づければ、まだ人間界に戻れます)
この「漏れ出る本音」を徹底的に押し込めるためには、最後の仕上げが必要です。
それはサレた事実の美化。
「夫が不倫した”おかげ”で、私はこの境地にたどり着けた」
シタ側が「不倫を美化」するのはお約束ですが、
サレ側が「不倫を美化」に成功することで、神仏レベル到達。
最終形態です。
浮気不倫で受けた傷は深い。
自尊心が木っ端みじんに砕けるのですから、おかしな思考に走るのも無理はないと思うのですが。。
本当の気持ちは、地下深く何重にも下層に押し込められて、
マグマがグラグラと煮えたぎっている状態。
はやく解放してあげないと、後々大爆発を起こすか、別のところ(子どもや健康面など)に弊害がでてくると思います。
やはり本音でいきましょうよ。
ホントはどう思ってるの?
「不倫を続ける夫」よりも
「誠実に自分だけを愛している夫」が良くないですか?
傷つきすぎると、そんな当たり前のことがわからなくなってしまう。
自分の心に蓋をして、”望まない現実”に適応しようとする。
「人ではない何か」になろうとしたり、
不幸の中にある”小さな幸せ”探しで自分をごまかすのはやめませんか。
現状から抜け出せない!と思っているのは、自分だけかもしれませんよ。
気づいたら抜け出せます!
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